Akira Higashi

服をつくる工作 ”アナフーク” の紹介

2022.07.07

私が考案し、日本各地で実施しているワークショップ題材”アナフーク”を紹介します。
ワークショップをお手伝いいただく方への説明も兼ねますので詳しい内容となっています。
今回から3回にわけて紹介していきます。

手順
① ”ベースシート”を着用する
穴だらけのビニールシート、”ベースシート”を着用します。まずは好きな色のベースシートを選び、真ん中に空いている大きな穴に
頭を通します。着用するとチョッキのようなマントのような雰囲気に。これだけでもコミカルな印象です。

② 材料を選んでベースシートに付けていく
プラスチックのチェーンやお弁当に入れるバラン、丸い形のビニールシート、ゴムチューブ、銀色のシートなど、材料置き場には、
いろんな材料が置いてあります。その中から気に入ったものを選び、着用したベースシートにくっつけていきます。ベースシート
には小さな穴、大きな穴が複数開いています。その穴にチューブなどを通したり、穴やビニールの端っこを利用して洗濯バサミで
くっつけたり。そうそう、このワークショップには材料用具として、大量の洗濯バサミも用意しています。

③ ベースシートはあくまでベース、身体にもくっつけよう!
ベースシートを使って自分をデコレーションしていきますが、あれ?今着ている服や髪の毛にもくっつけられるな。チューブ
を身体にぐるぐる巻き付けたり、工事現場用のパイプカバーを足や腕にくっつけたり。このワークショップのルールは、材料
を切ったり、ちぎったりして加工しないこと。それ以外は思いつくまま何でもやってみましょう。ベースシートの重ね着もで
きますね。

⭐️スタッフはファシリテーター
このワークショップは参加者の即興による造形がポイントです。次はこうして!という先生的な指導は行いません。見守りながら
要所要所でサポートします。うまくくっつけられない人を手伝ったり、調子が出ない人に面白いアレンジを提案したり。親子向け
ワークショップではお母さんやお父さんが活躍します。我が子を可愛くアレンジしたい強い思いを持って。そのため、1歳や2歳、
場合によっては0歳児さんも参加することができます。

④ チェキで撮影した写真を持ち帰ろう
活動が終わったらしばらくウロウロして他の人の作品も鑑賞します。その後、チェキ(インスタントカメラ)で撮影して、その
写真を記念として持ち帰ります。作った服はバラバラの材料に戻して材料置き場に返します。

次回はどんな材料を使っているのか紹介します。