Akira Higashi

紙を素材としたアナフーク工作の紹介

2022.10.23

いつもはビニールやゴムチューブ、プラチェーンなどの工業製品を素材に使っている”アナフーク”工作ですが、今回は素材を”紙”に限定したバージョンをご紹介します。このコラム記事は、私のワークショップをお手伝いくださる方々への説明にも使用しますので、少々詳しい内容となります。

 

ベースシート

ベースシートは晒しのクラフト紙を使っています。白色です。紙の強度は茶色のクラフト紙と同じです。真ん中の穴に頭を通し、横の穴に腕を通します。が、変な着方を試してもOK。穴は対象年齢によって大きさを調整しています。ビニールのベースシートと同じく、シートには小さな穴がたくさん開いています。クラフト紙なので、揉むと柔らかくなり、布の雰囲気に近づきますが、揉む揉まないは参加者次第です。活動開始時に、参加者に一枚ずつ配布します。

 

ベースシート着用

まずはサンプルを使ってベースシートの着方のデモンストレーションします。ポンチョのような着方です。注意点は、紙の端っこで指や身体を切らないようにすること。クラフト紙を勢いよく持ち上げると、横にいる人の身体に紙の端っこが当たることがあります。

 

飾りつけ材料の紹介

状況によりますが、自由制作を始める前に、一通り材料を紹介しています。何があるのか、何ができるのか、ある程度イメージを持ってもらうためです。細い紐であれば、サンプルのベースシートに通すところを実演し、穴の活用方法も伝えます。

《木製洗濯バサミ》

ベースシートの穴を利用して材料をくっつけられます。髪の毛や服などにくっつけてもOK。活動開始前に一人に10個配布します。

《紙テープ》

普通の紙テープです。長いのでシッポや髪の毛の表現にも使えます。指でちぎってもハサミで切ってもOK。

《色画用紙の丸と帯》

これは私お気に入りの材料で、帽子工作など他の工作でも活躍している材料です。いろんな色の画用紙を様々な大きさの円形にカットしたものと、帯状にカットしたものです。丸い画用紙をベースシートにペタペタくっつけるだけでもとても面白い効果が得られます。

《紙紐》

紙紐です。できるだけ太くて柔らかいものを選んでいます。何かを身体に括りつけたり、ウェストを絞ったり、いろんな使い方ができます。男子はこれに何かを巻きつけて振り回し、武器のようなものを作ることが多いですね。思いついたら実行。しかし、人にはぶつけないように。

《お花紙》

お花を作る工作などで使われる柔らかい紙です。薄葉紙の仲間ですね。五色鶴という商品は色数が非常に多くて重宝します。お花紙は、くしゃっと丸めてボンドでくっつけたり、折りたたんだり、いろんな使い方ができます。ふわっとした雰囲気を追加するのに効果的。

《クラフト紙》

茶色のクラフト紙です。あらかじめA4くらいにカットしておきます。これはそのまま使っても良いですし、揉んで柔らかくしても面白いです。紙のアナフークではハサミも使用可能なので、好きな形に切っても良いです。

《緩衝材》

紙素材で何か面白いもの(変なもの)はないか、と探していて見つけたものです。腕や足に巻いて使うこともできます。

 

材料を貼り付けるための用具

《木工用ボンド》

木工用ボンドを小さなジップロックに入れて参加者に配布します。予め、端っこ(マジックの印のところ)を少しだけ切ってボンドの出口を作っておきます。こうすることによって、ボンドが一気に出るのを防ぐことができます。

《セロテープ》

ボンドより手軽ですね。幅は12mmを使っています。少し控えめに見えるので。

 

ハサミOK!

紙バージョンではハサミの使用が可能です。ビニールバージョンではできなかった表現も可能になりますね。

 

どんどん飾り付けよう!


一通り手順や手立ての説明が終わればあとは自由です。思い思いに自分自身をアレンジしていきます。会場には鏡があると良いです。大きな姿見など。そして、こちらの想定外のこともどんどん試してもらって大丈夫。完成したらカメラで撮影。ビニールバージョンでは撮影した写真のみは作品となりますが、紙バージョンでは、作品の持ち帰りも可能です。